『イギリス哲学研究』(バックナンバー)

電子公開について

2018年3月30日より、J-STAGEのプラットフォームを利用する形で、『イギリス哲学研究』を電子公開いたしました(第1号(1978年)から第42号(2019年)まで公開済み)。詳しくは、こちらをご覧下さい。以下のURLから閲覧いただけます(2018年4月12日、2020年5月7日追記)。

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バックナンバー一覧

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第46号(2023年)

タイトル著者ページ
特別講演
 ミルは感情の陶冶をどう考えたのか?関口 正司5-16
論文
 シャフツベリの「センスス・コムニス」受容とその古典学的背景菅谷 基17-33
書評
 梅田百合香『ホッブズ リヴァイアサン』上田 悠久35-37
 柘植尚則『人間は利己的か―イギリス・モラリストの論争を読む』太子堂 正称37-40
 岩井淳・山﨑耕一編著『比較革命史の新地平
―イギリス革命・フランス革命・明治維新』
古城 毅40-43
 大谷弘著『ウィトゲンシュタイン 明確化の哲学』立場 貴文43-46
 E・H・カー(近藤和彦訳)『歴史とは何か〔新版〕』岩井 淳46-49
 G・E・M・アンスコム(柏端達也訳)『インテンション
―行為と実践知の哲学』
佐藤 岳詩49-51
 J・ラズ(森村進・奥野久美恵訳)『価値があるとはどのようなことか』安倍 里美52-54
 S・コリーニ(近藤康裕訳)『懐古する想像力
―イングランドの批評と歴史』
中島 渉55-57
 Tomohito Baji, The International Thought of Alfred Zimmern山根 明大58-60
 Callum Barrell, History and Historiography in Classical Utilitarianism, 1800-1865村田 陽61-63
 Douglas McDermid, The Rise and Fall of Scottish Common Sense Realism大谷 弘64-66
 Kiyoshi Shimokawa and Peter R. Anstey eds,
Locke on Knowledge, Politics and Religion
古田 拓也66-69
 Susumu Egashira, Masanori Taishido, D. Wade Hands, Uskali Mäki eds, A Genealogy of Self-Interest in Economics小峯 敦69-71
書評への応答
 矢嶋直規会員による書評への応答澤田 和範73-74
学界展望
 貨幣・信用について今語られていること、昔語られていたこと伊藤 誠一郎75-82
国際学会報告
 ICU-ISSP Conference(International Christian University, Tokyo, March 25‒26, 2022)古家 弘幸83-86
第46回大会報告
 シンポジウムⅠ S・T・コウルリッジのロマン主義
―近代社会の限界と可能性
小田川 大典・
大石 和欣・
武井 敬亮
87-92
 シンポジウムⅡ 雑談・孤独・崇高:
コロナ禍以後に向けたイギリス哲学・思想の射程
林 誓雄・
望月 由紀・
桑島 秀樹・
奥田 太郎・
竹澤 祐丈
93-100
 セッション  17 世紀イングランドでの新旧哲学の融和と変容
―信仰・理性・経験
竹中 真也・
内坂 翼・
中野 安章・
青木 滋之
100-107
部会研究例会報告
 第109回関東部会高萩 智也・
伊藤 誠一郎
109-111
 第66回関西部会井上 弘貴・
児玉 聡
111-113
 第110回関東部会太田 浩之・
相松 慎也
113-115
 第67回関西部会澤田 和範・
鈴木 英仁
116-117

第45号(2022年)

タイトル著者ページ
会長講演
 客観主義、合理主義、直観主義
  ― もう一つの近代イギリス倫理思想史
柘植 尚則5-15
論文
 自己に対する道徳判断と自己欺瞞
  ― ジョゼフ・バトラーとアダム・スミスの比較分析
太田 浩之17-33
書評
 岩井淳・竹澤祐丈編『ヨーロッパ複合国家論の可能性
  ― 歴史学と思想史の対話』
苅谷 千尋35-37
 上田悠久『〈助言者〉ホッブズの政治学』岡田 拓也38-40
 上村剛『権力分立論の誕生 ― ブリテン帝国の『法の精神』受容』安武 真隆40-43
 大石和欣編『コウルリッジのロマン主義
  ― その詩学・哲学・宗教・科学』
小田川 大典43-45
 桂木隆夫『保守思想とは何だろうか
  ― 保守的自由主義の系譜
坂本 達哉45-48
 木村俊道『想像と歴史のポリティックス
  ― 人文主義とブリテン帝国』
伊藤 誠一郎48-51
 澤田和範『ヒュームの自然主義と懐疑主義
  ― 統合的解釈の試み』
矢嶋 直規51-54
 杉本俊介『なぜ道徳的であるべきか
  ― Why be moral? 問題の再検討』
佐藤 岳詩54-56
 柘植尚則『近代イギリス倫理思想史』勢力 尚雅56-59
 豊川祥隆『ヒューム哲学の方法論
  ― 印象と人間本性をめぐる問題系』
鵜殿 憩59-62
 M・ウルストンクラフト(清水和子ほか訳)
  『人間の権利の擁護/娘達の教育について』
舩木 惠子62-65
 G・パガニーニ(津崎良典ほか訳)
  『懐疑主義と信仰 ― ボダンからヒュームまで』
川添 美央子65-68
 M・フリーデン(山岡龍一・寺尾範野・森達也訳)
  『リベラリズムとは何か』
中村 隆文68-71
 J・S・ミル(関口正司訳)『自由論』、
 J・S・ミル(関口正司訳)『功利主義』
岡本 慎平71-74
 G. M. Collins,
  Commerce and Manners in Edmund Burke's Political Economy
立川 潔74-77
 Seiichiro Ito, English Economic Thought in the Seventeenth Century:
  Rejecting the Dutch Model
野原 慎司77-80
 Max Skjönsberg, The Persistence of Party:
  Ideas of Harmonious Discord in Eighteenth-Century Britain
森 直人80-83
学会展望
 アイルランドの哲学・思想(芸術・宗教・科学を含む)桑島 秀樹・
中野 安章
85-94
国際学会報告
 The 2021 John Locke Conference
   (June 9-11, 2021 ‒ Naples, Italy online conference)
武井 敬亮95-98
第45回大会報告
 シンポジウムI イギリスにおけるジェンダー論のルーツ
  第1報告 女性作家たちの「存在論的転回」小川 公代99-100
  第2報告 ユニテリアン・ウーマンとリベラル・フェミニズム舩木 惠子101-103
  司会者による総括犬塚 元103-104
 シンポジウムII イギリス哲学・思想と市民教育
  第1報告 イギリス思想とシティズンシップ教育平石 耕104-106
  第2報告 イギリス思想と高校教育柘植 尚則106-107
  第3報告 イギリス哲学と哲学対話実践奥田 太郎108-109
  司会者による総括岩井 淳・
木村 俊道
110
 セッション ヴィクトリア期における教養と一般教育の思想
  第1報告 作法から教養へ小田川 大典111-112
  第2報告 国民教育と地方大学
   ― トマス・ワイズのアイルランド教育改革論
崎山 直樹113
  第3報告 T・H・ハクスリーの科学論と教育論藤田 祐114-115
  司会者による総括小田川 大典116
部会研究例会報告
 第107回関東部会副島 基輝・
郷家 綾
117-119
 第64回関西部会竹澤 祐丈・
澤田 和範・
鎌田 厚志
119-122
 第108回関東部会中澤 信彦122
 第65回関西部会立場 貴文・
貫 龍太・
森 直人
123-127

第44号(2021年)

タイトル著者ページ
記念講演
 フランス近代精神史:“honnête homme” の思想に関する系譜的研究II
  19 世紀における “honnête homme” の思想
   ― Jean-Marie Guyau(1854-88)
宮原 琢磨5-12
論文
 エドマンド・バーク『フランス革命の省察』におけるアングリカン信仰の二原理
  ― 教会論における〈宗教の導き〉と〈宗教の慰め〉に着目して
貫 龍太13-30
書評
 青木裕子・大谷弘編著『「常識」によって新たな世界は切り拓けるか
  ― コモン・センスの哲学と思想史』
太子堂 正称31-33
 梅澤佑介『市民の義務としての〈反乱〉
  ― イギリス政治思想史におけるシティズンシップ論の系譜』
寺尾 範野34-36
 生越利昭『啓蒙と勤労 ― ジョン・ロックからアダム・スミスへ』只腰 親和37-38
 児玉聡『実践・倫理学 ― 現代の問題を考えるために』佐々木 拓39-41
 竹本洋『スミスの倫理 ―『道徳感情論』を読む』島内 明文42-44
 宮園健吾・大谷弘・乘立雄輝編『因果・動物・所有 ― 一ノ瀬哲学をめぐる対話』久米 暁44-47
 渡邊裕一『ジョン・ロックの権利論 ― 生存権とその射程』古田 拓也47-50
 フィリップ・スコフィールド(川名雄一郎・高島和哉・戒能通弘訳)
  『功利とデモクラシー ― ジェレミー・ベンサムの政治思想』
村田 陽50-53
 ダニエル・デフォー(武田将明訳)『ペストの記憶』和氣 節子53-56
 ヒューム(犬塚元訳)『自然宗教をめぐる対話』西内 亮平56-59
 バーナード・マンデヴィル(鈴木信雄訳)『新訳 蜂の寓話 ― 私悪は公益なり』古家 弘幸59-62
 ジョン・ロック(加藤節訳)『キリスト教の合理性』武井 敬亮62-64
 Marco Barducci, Hugo Grotius and the Century of Revolution, 1613-1718:
  Transnational Reception in English Political Thought
竹澤 祐丈65-67
 Jeffrey R. Collins, In the Shadow of Leviathan: John Locke and the Politics of Conscience岡田 拓也68-70
 Jay L. Garfield, The Concealed Influence of Custom: Hume’s Treatise from the Inside Out澤田 和範70-72
 Margaret C. Jacob, The Secular Enlightenment青木 滋之73-75
 P. J. Marshall, Edmund Burke and the British Empire in the West Indies:
  Wealth, Power, and Slavery
角田 俊男75-78
 Cristian Maurer, Self-Love, Egoism and the Selfish Hypothesis:
  Key Debates from Eighteenth-Century British Moral Philosophy
太田 浩之78-81
 Wataru Nakajima, Jonathan Swift as a Conservative Trimmer:
  An Ideological Reading of His English Politico-Religious Writings, 1701-1726
松園 伸81-83
 Tim Stuart-Buttle, From Moral Theology to Moral Philosophy:
  Cicero and Visions of Humanity from Locke to Hume
壽里 竜84-86
 Georgios Varouxakis and Mark Philp eds., Happiness and Utility:
  Essays Presented to Frederick Rosen
小畑 俊太郎87-89
 Christopher Woodard, Taking Utilitarianism Seriously 戒能 通弘90-92
学会展望
 ハーバート・スペンサー生誕200周年児玉 聡・藤田 祐・
久野 真隆
93-100
国際学会報告
 ECSSS‐ISSP Online Conference on Religion and Enlightenment
in Eighteenth-Century Scotland
矢嶋 直規101-105
第44回大会報告
 セッションI ヒュームの因果的必然性をめぐる論争
  第1報告 必然的結合の「関係の複合印象」説大槻 晃右107-109
  第2報告 因果的必然性の「印象の非表象」説澤田 和範109-111
  第3報告 因果判断の「観念第三者」説豊川 祥隆111-112
  企画責任者による総括林 誓雄113
 セッションII 17 世紀イングランドにおける啓蒙思想の萌芽 ― 知性・意志・自律
  第1報告 ホッブズの哲学方法論における「汝自身を読め」の意義後藤 大輔114-115
  第2報告 カドワースにおける理性と意志について竹中 真也116-117
  第3報告 ロックにおける知性の限界と自律の生成内坂 翼117-119
  企画責任者による総括青木 滋之119-120
部会研究例会報告
 第106回関東部会太田 浩之・山尾 忠弘121-123
 第63回関西部会武井 敬亮・李 東宣123-124

第43号(2020年)

タイトル著者ページ
会長講演
 「思考実験」から「知識の新因果説」へ― ウィリアムソンの議論に即して―一ノ瀬 正樹5-21
論文
 Appropriating St. Jerome: The English Conformist Defenses of Episcopacy, c. 1570-1610李 東宣(Dongsun Lee)23-39
 フランシス・ハチスン『道徳哲学体系』における道徳感覚論と功利主義の理論的関係について太田 浩之41-57
 人間の弱さと自由
  ― ジョン・ロックによるピエール・ニコル道徳思想の換骨奪胎―
柏崎 正憲59-76
書評
 冲永宜司『始原と根拠の形而上学』中釜 浩一77-79
 門亜樹子『啓発された自己愛― 啓蒙主義とバルベラックの道徳思想』柘植 尚則80-82
 冨田恭彦『バークリの『原理』を読む― 「物質否定論」の論理と批判』竹中 真也82-85
 那須敬『イギリス革命と変容する〈宗教〉― 異端論争の政治文化史』菅原 秀二85-88
 半澤孝麿『回想のケンブリッジ―
   政治思想史の方法とバーク、コールリッジ、カント、トクヴィル、ニューマン』
平石 耕88-91
 古田拓也『ロバート・フィルマーの政治思想―ロックが否定した王権神授説』内坂 翼91-94
 J. S. ミル(関口正司訳)『代議制統治論』山本圭一郎94-96
 ジョン・ロバートソン(野原慎司+林直樹訳)
  『啓蒙とはなにか― 忘却された〈光〉の哲学』
篠原 久96-99
 Christopher J. Berry, Essays on Hume, Smith and the Scottish Enlightenment森 直人99-101
 Yechiel J. M. Leiter, John Locke's Political Philosophy and the Hebrew Bible沼尾 恵102-104
 Keith Thomas, In Pursuit of Civility: Manners and Civilization in Early Modern England木村 俊道105-107
書評への応答
 小畑俊太郎会員による書評への応答高島 和哉109-110
学会展望
 18世紀イギリス小説中島 渉111-116
国際学会報告
 国際18世紀学会報告長尾 伸一117-120
第43回大会報告
 シンポジウムI 甦るフィルマー ―近代社会哲学の源流再考―
  第1報告 フィルマーは何をしたのか― 歴史的・理論的コンテクストの中で古田 拓也121-122
  第2報告 フィルマーの契約論批判の射程小城 拓理123-125
  司会者による総括青木 滋之・小林 麻衣子125-126
 シンポジウムⅡ ケインズ・ウィトゲンシュタイン・ハイエク
    ―不確実性の時代の秘められた知的連関
  第1報告 ハイエクにおける不確実性とルールの根源をめぐって
    ― 「感覚秩序」と「自生的秩序」
太子堂 正称126-128
  第2報告 ウィトゲンシュタインにおける確実性と不確実性大谷 弘128-130
  第3報告 ケインズにおける不確実性と慣習〜邦語文献の独自性を中心に小峯 敦130-132
  司会者による総括久米 暁・佐藤 方宣132-133
 セッションI アイザイア・バーリン研究の現在
  第1報告 思想の力:バーリンにおける政治理論とインテレクチュアル・ヒストリー小田川 大典133-134
  第2報告 規範理論家としてのバーリン:冷戦リベラルからリベラルリアリストへ山岡 龍一134-135
  司会者による総括高田 宏史136
 セッションII 18世紀イギリスの知覚論と常識の関係 
  第1報告 バークリの非物質論における常識―彼の知覚論との関連で山川 仁137-139
  第2報告 「一般人」はどのような意味で誤っているのか
    ― ヒュームの投影主義についての一考察―
豊川 祥隆139-141
  第3報告 トマス・リードにおける感官の欺きと常識の役割中元 洸太141-143
  司会者による総括萬屋 博喜143-144
部会研究例会報告
 第103回関東部会菅谷 基・太子堂 正称145-147
 第60回関西部会青木 眞澄・苅谷 千尋147-149
 第104回関東部会青木 裕子149-150
 第61回関西部会杉田 望150-151
海外部会報告
 The 1st Overseas Session:
  UK-Japan Special Conference: Aspects of Early Modern British Philosophy
一ノ瀬 正樹153-155

第42号(2019年)

タイトル著者ページ
記念講演
 東洋思想における幸福観の基底にあるもの西本 照真5-14
論文
 義務の規範性と理由の規範性
── J. ラズの排除的理由と義務についての議論の検討──
安倍 里美15-32
 ホッブズの教会論と助言上田 悠久33-49
 ヒュームにおける「一般規則」の発生論的解釈澤田 和範51-65
書評
 佐々木拓『ジョン・ロックの道徳哲学』一ノ瀬 正樹67-69
 高島和哉『ベンサムの言語論──功利主義とプラグマティズム』小畑 俊太郎70-72
 遠山隆淑『妥協の政治学 ──イギリス議会政治の思想空間』寺尾 範野73-75
 中澤信彦・桑島秀樹編『バーク読本:〈保守主義の父〉再考のために』佐藤 一進75-78
 森達也『思想の政治学──アイザィア・バーリン研究』山岡 龍一78-81
 山川仁『孤独なバークリ──非物質論と常識』中野 安章81-84
 萬屋博喜『ヒューム 因果と自然』伊勢 俊彦84-86
 ルートウィヒ・ウィトゲンシュタイン(古田徹也訳)『ラスト・ライティングス』大谷 弘86-88
 マイケル・オークショット(野田裕久・中金聡訳)『リベラルな学びの声』桂木 隆夫88-91
 ハーバート・スペンサー(森村進訳)『ハーバート・スペンサー コレクション』児玉 聡91-93
 アダム・ファーガスン(天羽康夫・青木裕子訳)『市民社会史論』福田 名津子93-96
 サミュエル・フライシャッカー(中井大介訳)『分配的正義の歴史』福間 聡96-99
 Colin Heydt, Moral Philosophy in Eighteenth-Century Britain: God, Self, and Other矢嶋 直規99-102
 Shinji Nohara, Commerce and Strangers in Adam Smith渡辺 恵一102-105
 Victor Nuovo, John Locke: The Philosopher as Christian Virtuoso武井 敬亮105-107
 Sora Sato, Edmund Burke as Historian: War, Order and Civilisation犬塚 元108-110
学会展望
 アダム・スミス研究の現在野原 慎司111-119
国際学会報告
 初めての国際ロック会議(2018 John Locke Workshop)の報告青木 滋之121-124
第42回大会報告
 シンポジウムI イギリス哲学研究とデジタル・ヒューマニティーズ
──思想史の事例を手がかりに
  第1報告 デジタルで切り取るファーガスンとスミス:量から質へ福田 名津子125-126
  第2報告 デジタル・ヒューマニティーズは思想史研究をどう変えるのか?──研究の現場から──壽里 竜126-128
  コメンテーターによる総括犬塚 元128-129
  司会による総括梅田 百合香129-130
 シンポジウムⅡ 近代日本とイギリス思想
──「明治 150 年」をきっかけに
  第1報告 意地悪な英国、明朗な米国──福沢が見た二つの国平山 洋130-132
  第2報告 日本におけるジョン・ロック研究──1835-1969年山田 園子132-134
  第3報告 自由の了解 近代人の揺らぎ──J.S. ミル受容をめぐる翻訳媒介、表層通過、および変形摂取深貝 保則134-136
  司会者による総括下川 潔・岩井 淳136-137
 セッション コモン・センスとコンヴェンション
──18世紀英米思想における人間生活の基盤
  第1報告 ヒュームにおけるコンヴェンション・言語・常識相松 慎也138-140
  第2報告 アダム・ファーガスンにおけるperfectibilianismとスコットランド常識学派との親和性青木 裕子140-142
  第3報告 イギリス領地アメリカ植民地の指導者層にとっての啓蒙と常識石川 敬史142-144
  司会による総括大谷 弘144-145
部会研究例会報告
 第101回関東部会内坂 翼・久保田 顕二147-149
 第58回関西部会武田 智紀・
中元 洸太・
杉田 望
149-152
 第102回関東部会後藤 大輔・
久野 真隆・
高 哲男
152-156
 第59回関西部会井保 和也・
太田 寿明・
村田 陽
156-159

第41号(2018年)

タイトル著者ページ
会長講演
 欲求充足と福利成田 和信5-16
論文
 ヒューム『人間本性論』における知覚の「生気」大槻 晃右17-31
 初期ミルにおける文明社会と女性――『女性の隷従』の思想史的一源泉――山尾 忠弘33-51
書評
 小城拓理『ロック倫理学の再生』下川 潔53-55
 深尾裕造『イングランド法学の形成と展開――コモン・ロー法学史試論』土井 美徳58-61
 山根明大『コモンウェルスの政治思想史――エリザベス一世期の政治的イングランド意識』岩井 淳61-64
 山下重一『J・S・ミルとI・バーリンの政治思想』村上 智章64-67
 エリー・アレヴィ(永井義雄訳)『哲学的急進主義の成立(Ⅰ~Ⅲ)』有江 大介67-70
 ラッセル・B・グッドマン(嘉指信雄・岡本由紀子・大厩諒訳)『ウィトゲンシュタインとウィリアム・ジェイムズ』冲永 宜司70-72
 リンダ・コリー(中村裕子・土平紀子訳)『虜囚――一六〇〇〜一八五〇年のイギリス、帝国、そして世界』松園 伸72-75
 ロバート・フィルマー(伊藤宏之・渡部秀和訳)『フィルマー著作集』古田 拓也75-78
 A. L. Beier, Social Thought in England, 1480-1730: From Body Social to Worldly Wealth伊藤 誠一郎78-80
 Roger Crisp, The Cosmos of Duty: Henry Sidgwick’s Methods of Ethics水野 俊誠81-83
 Robin Griffith-Jones and Mark Hill QC eds., Magna Carta, Religion and the Rule of Law戒能 通弘84-86
 Jacqueline A. Taylor, Reflecting Subjects: Passion, Sympathy, and Society in Hume’s Philosophy勢力 尚雅86-89
 Jia Wei, Commerce and Politics in Hume’s History of England壽里 竜89-92
学会展望
 政治思想大澤津・
蛭田圭
93-104
国際学会報
 9th European Congress of Analytic Philosophy一ノ瀬 正樹105-108
第41回大会報告
 シンポジウムI 近代寛容思想の射程とその意義
  第1報告川添 美央子109-110
  第2報告下川 潔111-112
  第3報告山岡 龍一113-114
  司会者による総括梅田 百合香・
関口 正司
115
 シンポジウムⅡ 功利主義と人間の尊厳
  第1報告 統治原理としての功利主義 ──ベンサムの「人格の尊厳」批判とその意味小畑 俊太郎116-118
  第2報告 J. S. ミルと人間の尊厳山本 圭一郎118-120
  第3報告 功利主義と人間の尊厳 ──経済学の歴史的展開との関連から中井 大介120-121
  司会者による総括奥田 太郎・
児玉 聡
122
部会研究例会報告
 第99回関東部会山根明大・竹中真也123-125
 第56回関西部会澤田和範・
甲田太郎・
鵜殿慧
125-128
 第100回関東部会神山和好・古家弘幸128-131
 第57回関西部会岡本慎平・
門亜樹子・
梅田百合香
131-134

第40号(2017年)

タイトル著者ページ
記念講演
 初期ライプニッツの「正義」概念―「衡平」aequitasを中心に―酒井 潔5-17
論文
 エドマンド・バークの崇高論に関する一考察 ―バークの信仰との関連において―岩撫 明19-35
 常識と啓蒙の哲学者としてのウィトゲンシュタイン大谷 弘37-52
 テューダー朝イングランドの愛国主義
 ―ジョン・スタッブズ『亡国論』の言説分析を手掛りに―
山根 明大53-67
書評
 荒井智行『スコットランド経済学の再生――デュガルド・スチュアートの経済思想』田中 秀夫68-69
 小島秀信『伝統主義と文明社会――エドマンド・バークの政治経済哲学』高橋 和則70-71
 勢力尚雅・古田徹也『経験論から言語哲学へ』伊勢 俊彦72-73
 添谷育志『近現代英国思想研究、およびその他のエッセイ』中金 聡74-75
 武井敬亮『国家・教会・個人――ジョン・ロックの世俗社会認識論』沼尾 恵76-77
 田中正司『アダム・スミスの経験論――イギリス経験論の実践的範例』野原 慎司78-79
 中才敏郎『ヒュームの人と思想――宗教と哲学の間で』田村 均80-81
 ケイムズ(田中秀夫・増田みどり訳)『道徳と自然宗教の原理』木宮 正裕82-83
 スティーヴン・シェイピン/サイモン・シャッファー(吉本秀之監訳、柴田和宏・坂本邦暢訳)
『リヴァイアサンと空気ポンプ――ホッブズ、ボイル、実験的生活』
中野 安章84-85
 ジョン・トーランド(三井礼子訳)『秘義なきキリスト教』、『セリーナへの手紙』矢嶋 直規86-87
 Richard Bourke, Empire and Revolution: The Political Life of Edmund Burke苅谷 千尋88-89
 Hemler J. Helmers, The Royalist Republic: Literature, Politics, and Religion in the Anglo-Dutch Public Sphere, 1639-1660竹澤 祐丈90-91
 Peter Sullivan & Michael Potter eds., Wittgenstein’s Tractatus: History & Interpretation冲永 宜司92-93
 Ryu Susato, Hume’s Sceptical Enlightenment犬塚 元94-95
書評への応答
 米澤克夫会員による書評への応答神山 和好96-97
 高野清弘会員による書評への応答山田 園子
97
学会展望
 ジョン・ロックの哲学青木滋之・
小城拓理・
沼尾恵
99-114
第40回大会報告
 シンポジウムI イギリス哲学研究の21世紀
  第1報告神野 慧一郎115-117
  第2報告泉谷 周三郎117-118
  第3報告田中 秀夫119-121
  第4報告坂本 達哉121-123
  司会者による総括只腰 親和・
柘植 尚則・
岩井 淳
123-124
 シンポジウムⅡ(i) イギリス経験論とは何なのか―「ロック、バークリ、ヒューム」の系譜
  第1報告 ロックがイギリス経験論の嚆矢を放ったと(いかなる意味で)言えるのか青木 滋之124-126
  第2報告 バークリーはイギリス経験論の異端児か
  ―ダブリンの実験哲学というコンテクストからの再考  
中野 安章126-128
  第3報告 ヒュームは何を破壊したのか?田村 均
128-130
  司会者による総括伊勢 俊彦・一ノ瀬 正樹130-131
 シンポジウムII(ii) Hume on the Ethics of Belief
  第1報告 The Title Principle (or Lack Thereof) in the EnquiryHsueh Qu131-132
  第2報告 Honesty, Competence and Wisdom: Hume on Testimony and Intellectual VirtuesHiroyuki Yorozuya133-134
  第3報告 Hume on curiosity as a virtuous passion and as a marker of human flourishingAxel Gelfert134-136
  Review and Comments by OrganizerKazuhiro Watanabe136-137
 シンポジウムII(iii) イギリス思想における常識と啓蒙の系譜――18世紀スコットランドから20世紀ケンブリッジへ
  第1報告 植民地期-建国期アメリカにおける「常識」の思想―フランクリンを中心に―片山 文雄137-139
  第2報告 常識と啓蒙の哲学者としてのウィトゲンシュタイン大谷 弘139-141
  第3報告 バークリとリードの常識概念を巡って野村 智清141-143
  司会者による総括青木 裕子143-144
 シンポジウムII(iv) イギリスの複合国家性と近代社会認識――歴史叙述を中心に
  第1報告 イギリスの複合国家性における聖と俗
  ―イングランドの聖俗統治体制とスコットランド・アイルランドの関係記述を中心に―
竹澤 祐丈144-145
  第2報告 ヒューム『イングランド史』に見る三王国の連関
  ―スチュアート朝の成立とアイルランド征服を中心に―
森 直人146-147
  第3報告 征服・植民・複合国家―初期近代アイルランドの経験と記憶―木村 俊道148-149
  第4報告 政治思想としての歴史叙述―J.G.A.ポーコックの主権論の射程―佐藤 一進150-151
  司会者による総括竹澤 祐丈152
部会報告
 第97回関東部会小畑 敦嗣・上田 悠久153-155
 第54回関西部会貫 龍太・
甲田 太郎・
武井 敬亮
155-158
 第98回関東部会岡田 拓也・山尾 忠弘158-160
 第55回関西部会大槻 晃右・伊勢 俊彦160-162

第39号(2016年)

タイトル著者ページ
会長講演
 イギリス思想史におけるヒューム坂本 達哉5
論文
 アンドルー・カーネギーとアングロ・アメリカン統合の構想
 ―世紀転換期の環大西洋における圏域の可能性―
井上 弘貴19
 市民の義務としての反乱 ―ハロルド・ラスキによるT.H.グリーンの批判的継承―梅澤 佑介35
 誇りはどのような志向性を持つのか ―ヒュームの情念論―岡村 太郎51
 ヒュームの関係理論再考 ―関係の印象は可能か―豊川 祥隆67
書評
 岩井淳『ピューリタン革命の世界史――国際関係のなかの千年王国論』富田 理恵83
 神山和好『懐疑と確実性』 米澤 克夫85
 小林麻衣子『近世スコットランドの王権――ジェイムズ六世と「君主の鑑」』木村 俊道 88
 坂本達哉・長尾伸一編『徳・商業・文明社会』村松 茂美 90
 田中秀夫『スコットランド啓蒙とは何か――近代社会の原理』柘植 尚則92
 冨樫剛編『名誉革命とイギリス文学――新しい言語空間の誕生』小林 麻衣子 95
 林誓雄『襤褸を纏った徳――ヒューム 社交と時間の倫理学』 島内 明文 97
 深貝保則・戒能通弘編『ジェレミー・ベンサムの挑戦』 川名 雄一郎 99
 水野俊誠『J・S・ミルの幸福論――快楽主義の可能性』米原 優101
 安井俊一『J.S.ミルの社会主義論――体制論の倫理と科学』 佐々木 憲介 103
 アーミテイジ(平田雅博他訳)『思想のグローバル・ヒストリー』 苅谷 千尋 105
 ホッブズ(山田園子訳)『ビヒモス』 高野 清弘 108
 Christopher J. Berry, The Idea of Commercial Society in the Scottish Enlightenment荒井 智行 110
 William Bulman, Anglican Enlightenment:
Orientalism, Religion and Politics in England and its Empire, 1648-1715
原田 健二朗 113
 Charles Prior, A Confusion of Tongues: Britain’s Wars of Reformation, 1625-1642 竹澤 祐丈 115
 Ruth Savage ed., Philosophy and Religion in Enlightenment Britain:
New Case Studies
山岡 龍一 117
学会展望
 法哲学・法思想戒能 通弘・濱 真一郎121
第39回大会報告
シンポジウムI イギリスにおけるモラル・フィロソフィーの展開
  第1報告 ホッブズとセルデン―古代ユダヤの歴史と道徳哲学―梅田 百合香
  第2報告 スコットランド道徳哲学の方法論的遺産
  ―デュガルド・ステュアートの経済学方法論
只腰 親和
  第3報告 19世紀におけるモラル・フィロソフィーの「組織化」川名 雄一郎133
  司会者による総括大久保 正健・犬塚 元135
 シンポジウムII 20世紀イギリス倫理学の再評価―直感・情動・言語をめぐって―
  第1報告 G. E. ムアの倫理学における分析的方法とメタ倫理学寺中 平治136
  第2報告 A. J. エアと20世紀後半の倫理学の展開
  ―『言語・真理・論理』から『自由と道徳』へ―
岡本 慎平138
  第3報告 普遍的指令主義の帰趨とその意義
  ―R. M. ヘアと20世紀イギリスのメタ倫理学―
佐藤 岳詩140
  司会者による総括奥田 太郎・久米 暁142
部会報告
 第95回関東部会柳沢 哲哉・峯岸 明弘143
 第52回関西部会岡村 太郎・木宮 正裕
・武井 敬亮
145
 第96回関東部会平川 己津子・板橋 綾148
 第53回関西部会鈴木 真・小田川 大典150