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辞
『イギリス哲学研究』は日本イギリス哲学会の機関誌として世にいう 「紀要」あるいは「年報」と性格を同じくする。期するところは会員の独自かつ清新な研究成果を収載して学的生活の里程標たらしめるとともに学会自体の旺盛な活動を具象化することにある。さらに、本誌はこれを学会内部の閉鎖的領域にとどめず、広く同学の士に解放して学会に寄与する道を開いてある。生誕したみどり児の弛みない質実な成長を期待してやまない。
日本イギリス哲学会
大槻春彦
投稿論文の公募について
『イギリス哲学研究』の投稿論文の公募を受けつけています。詳しくは、各種公募をご参照下さい。
電子公開について
2018年3月30日より、J-STAGEのプラットフォームを利用する形で、『イギリス哲学研究』を電子公開いたしました(第1号(1978年)から第42号(2019年)まで公開済み)。詳しくは、こちらをご覧下さい。以下のURLから閲覧いただけます(2018年4月12日、2020年5月7日追記)。
www.jstage.jst.go.jp/browse/sbp/-char/ja
最新号 第46号(2023年)目次
タイトル | 著者 | ページ |
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特別講演 | ||
ミルは感情の陶冶をどう考えたのか? | 関口 正司 | 5-16 |
論文 | ||
シャフツベリの「センスス・コムニス」受容とその古典学的背景 | 菅谷 基 | 17-33 |
書評 | ||
梅田百合香『ホッブズ リヴァイアサン』 | 上田 悠久 | 35-37 |
柘植尚則『人間は利己的か―イギリス・モラリストの論争を読む』 | 太子堂 正称 | 37-40 |
岩井淳・山﨑耕一編著『比較革命史の新地平―イギリス革命・フランス革命・明治維新』 | 古城 毅 | 40-43 |
大谷弘著『ウィトゲンシュタイン 明確化の哲学』 | 立場 貴文 | 43-46 |
E・H・カー(近藤和彦訳)『歴史とは何か〔新版〕』 | 岩井 淳 | 46-49 |
G・E・M・アンスコム(柏端達也訳)『インテンション―行為と実践知の哲学』 | 佐藤 岳詩 | 49-51 |
J・ラズ(森村進・奥野久美恵訳)『価値があるとはどのようなことか』 | 安倍 里美 | 52-54 |
S・コリーニ(近藤康裕訳)『懐古する想像力―イングランドの批評と歴史』 | 中島 渉 | 55-57 |
Tomohito Baji, The International Thought of Alfred Zimmern | 山根 明大 | 58-60 |
Callum Barrell, History and Historiography in Classical Utilitarianism, 1800-1865 | 村田 陽 | 61-63 |
Douglas McDermid, The Rise and Fall of Scottish Common Sense Realism | 大谷 弘 | 64-66 |
Kiyoshi Shimokawa and Peter R. Anstey eds, Locke on Knowledge, Politics and Religion | 古田 拓也 | 66-69 |
Susumu Egashira, Masanori Taishido, D. Wade Hands, Uskali Mäki eds, A Genealogy of Self-Interest in Economics | 小峯 敦 | 69-71 |
書評への応答 | ||
矢嶋直規会員による書評への応答 | 澤田 和範 | 73-74 |
学界展望 | ||
貨幣・信用について今語られていること、昔語られていたこと | 伊藤 誠一郎 | 75-82 |
国際学会報告 | ||
ICU-ISSP Conference(International Christian University, Tokyo, March 25‒26, 2022) | 古家 弘幸 | 83-86 |
第46回大会報告 | ||
シンポジウムⅠ S・T・コウルリッジのロマン主義―近代社会の限界と可能性 | 小田川 大典・大石 和欣・武井 敬亮 | 87-92 |
シンポジウムⅡ 雑談・孤独・崇高:コロナ禍以後に向けたイギリス哲学・思想の射程 | 林 誓雄・望月 由紀・桑島 秀樹・奥田 太郎・竹澤 祐丈 | 93-100 |
セッション 17 世紀イングランドでの新旧哲学の融和と変容―信仰・理性・経験 | 竹中 真也・内坂 翼・中野 安章・青木 滋之 | 100-107 |
部会研究例会報告 | ||
第109回関東部会 | 高萩 智也・伊藤 誠一郎 | 109-111 |
第66回関西部会 | 井上 弘貴・児玉 聡 | 111-113 |
第110回関東部会 | 太田 浩之・相松 慎也 | 113-115 |
第67回関西部会 | 澤田 和範・鈴木 英仁 | 116-117 |