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辞
『イギリス哲学研究』は日本イギリス哲学会の機関誌として世にいう 「紀要」あるいは「年報」と性格を同じくする。期するところは会員の独自かつ清新な研究成果を収載して学的生活の里程標たらしめるとともに学会自体の旺盛な活動を具象化することにある。さらに、本誌はこれを学会内部の閉鎖的領域にとどめず、広く同学の士に解放して学会に寄与する道を開いてある。生誕したみどり児の弛みない質実な成長を期待してやまない。
日本イギリス哲学会
大槻春彦
投稿論文の公募について
『イギリス哲学研究』の投稿論文の公募を受けつけています。詳しくは、各種公募をご参照下さい。
電子公開について
2018年3月30日より、J-STAGEのプラットフォームを利用する形で、『イギリス哲学研究』を電子公開いたしました(第1号(1978年)から第42号(2019年)まで公開済み)。詳しくは、こちらをご覧下さい。以下のURLから閲覧いただけます(2018年4月12日、2020年5月7日追記)。
www.jstage.jst.go.jp/browse/sbp/-char/ja
最新号 第47号(2024年)目次
156-158頁の正誤表
当学会刊行の学術雑誌『イギリス哲学研究』第47号(2024年3月刊行)において、刊行後に、執筆者の過誤に起因しない「校正ミス」があることが発覚しました。ここにお詫びするとともに、以下に、正誤表を掲載いたします。
なお、本件については、重ねて、2025年3月刊行予定の第48号誌上でも、該当箇所全体の「修正版」を再掲載する予定です。また、第47号誌のJ-STAGEでの電子版公開(2025年春以降)にあたっても、同様に「修正版(追記文言を添えたもの)」の掲載を検討していることも申し添えます。
(編集委員会 2024年9月)
タイトル | 著者 | ページ |
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会長講演 | ||
政治思想研究における「イギリス性」について | 山岡 龍一 | 5-17 |
論文 | ||
自然主義と系譜学 ―ヒューム、ニーチェ、バーナード・ウィリアムズ― | 渡辺 一樹 | 19-36 |
植物学者J.S.ミル、あるいは彼の哲学に見出される植物学の影響ついて | 岡本 慎平 | 37-55 |
ヒュームにおける「真理愛」と哲学探究 | 高萩 智也 | 57-73 |
書評 | ||
関口正司『J.S.ミル──自由を探求した思想家』 | 山尾 忠弘 | 75-77 |
児玉聡『オックスフォード哲学者奇行』 | 杉本 俊介 | 78-80 |
岩井淳・道重一郎編著『複合国家イギリスの地域と紐帯』 | 桑島 秀樹 | 80-83 |
中元洸太『トマス・リードの「常識」を読み解く』 | 野村 智清 | 83-86 |
成田正人『なぜこれまでからこれからがわかるのか』 | 澤田 和範 | 86-88 |
野原慎司『人口の経済学―平等の構想と統治をめぐる思想史』 | 林 直樹 | 89-91 |
篠原・只腰・野原訳『イギリス思想家書簡集 アダム・スミス』 | 福田 名津子 | 92-94 |
トマス・グリーン(矢嶋直規・久保田顕二・寺中平治・米澤克夫訳)『倫理学序説』 | 水野 俊誠 | 95-97 |
木庭顕編訳『トゥーキュディデースとホッブズ』 | 伊藤 誠一郎 | 97-100 |
ジョン・ロック(山田園子訳)『寛容書簡』 | 柏崎 正憲 | 101-103 |
トマス・ホッブズ(加藤節訳)『リヴァイアサン(上) (下)』 | 岡田 拓也 | 104-106 |
ジェラルド・ポステマ(戒能通弘訳)『ベンサム「公開性」の法哲学』 | 服部 久美恵 | 106-109 |
Robin Douglass, Mandeville’s Fable: Pride, Hypocrisy, and Sociability | 壽里 竜 | 109-112 |
Paul Sagar, Adam Smith Reconsidered | 立川 潔 | 112-115 |
David Edmonds, Parfi t: A Philosopher and His Mission to Save Morality | 冨田 絢矢 | 115-118 |
Diego Lucci, John Locke’s Christianity | 武井 敬亮 | 119-121 |
Karen Green, Catharine Macaulay’s Republican Enlightenment | 竹澤 祐丈 | 121-124 |
Tatsuya Sakamoto, David Hume and Adam Smith: A Japanese Perspective | 野原 慎司 | 124-126 |
書評への応答 | ||
立場貴文会員への応答 | 大谷 弘 | 127-128 |
国際学会報告 | ||
第16回国際功利主義学会(Luiss Guido Carli, Rome, 5-7 July 2023) | 村田 陽・戒能 通弘 | 129-135 |
「Smith, Ferguson and Witherspoon at 300」に参加して | 青木 裕子・太 田 寿明・野原 慎司 | 136-141 |
第47回大会報告 | ||
シンポジウムⅠ 人間の社会性とエゴイズムをめぐる歴史的諸相の解明 ──アダム・スミス生誕300周年記念 | 重田 園江・太田 浩之・太田 寿明・高 哲男・青木 裕子・森 直人 | 143-152 |
シンポジウムⅡ J・S・ミル研究の現状と意義──没後150周年記念 | 鈴木 真・小沢 佳史・村田 陽・成田 和信・舩木 惠子 | 152-159(正誤表) |
セッション 思想史研究における複合国家論の射程 | 竹澤 祐丈・武井 敬亮・安武 真隆・岩井 淳 | 159-166 |
部会研究例会報告 | ||
第111回関東部会 | 太田和 亜希子・上田 悠久 | 167-169 |
第68回関西部会 | 山本 陽一・篠原 久 | 169-171 |
第112回関東部会 | 石井 元基・吉田 廉 | 171-173 |
第69回関西部会 | 藤原 いお・村田 陽 | 173-176 |