『イギリス哲学研究』電子アーカイブ化にあたってのお知らせ

日本イギリス哲学会は、1978年より『イギリス哲学研究』を毎年編集・刊行し、2016年3月までに39号の刊行を数えるに至っております。40年の長きにわたり毎年度本誌を刊行できましたことは、会員及び執筆者みなさまのご支援のたまものであり、あらためて感謝申し上げます。

すでに2016年3月の第40回総会(学習院大学)にお諮りしてご承認いただきましたように、本学会は、『イギリス哲学研究』につき、従来の発行形態を維持しながら、同時に、電子アーカイブ化の事業を順次推進していくこととなりました。電子アーカイブ化とは、誌面の各記事を電子データ化し、インターネットウェブサイト上で公開することをいい、創刊号から、最新号のひとつ前の号までが公開の対象となります。本事業によって、『イギリス哲学研究』の各記事は、これまで以上に多くの研究者・読者に届き、これまで以上に多くの参照・引用・言及がなされることが期待されます。

電子アーカイブ化の事業にあたり、会員及び執筆者のみなさまに、『イギリス哲学研究』に掲載された各著作物(論文、書評、各種の報告、学会展望等)の「複製権」(論文を電子化してインターネットで閲覧可能な状態にすること)及び「公衆送信権」(本学会が利用する電子媒体において公開すること)を本学会が行使することにつきまして、お知らせ申し上げます。本学会はすでに、2007(平成19)年4月1日施行の「日本イギリス哲学会著作権規程」(http://www.jsbph.org/about/copyright.pdf)において、創刊号以来の『イギリス哲学研究』につき、各記事の著作権が本学会に帰属することを定めております。今回の電子アーカイブ化事業では、同規程にもとづいて、学術的な目的のために、公開にかかる著作権(複製権、公衆送信権)利用をおこないますことにつきまして、ご理解をたまわりますようお願い申し上げます。

また電子アーカイブ化を2017度より実施する予定のため、本件にかかるお問い合わせは、本年度末までに学会事務局までお寄せください。どうぞよろしくお願い申し上げます。

2016年7月
日本イギリス哲学会
学会誌電子化委員会